2010年 11月 27日
町歩き開始 |
[11/24]昨夜は雷を伴った豪雨だったけれど、今朝は一変して晴天。私たちはお日様を連れてきたかもしれない。今日から本格的に町歩き。まずはいつものようにサンタルチア駅のインフォメーションへ行き、展覧会や演奏会のプログラムをもらってチェック。楽しみにしていたピラネージの展覧会が日曜で終わっていてちょっとショックだ。気を取り直し、まだ行ってないPunta della Doganaのピノーコレクションを見に行くことに。コレクションの内容の多くは数年前にPalazzo Grassiの展覧会で既に見ているので、どちらかというとAndo建築を見に行く感じ。日が高くなるにつれて素晴らしくSerenissimaな天気。展示室にいても、どうしても作品や建築構造よりも窓で切り取られた外の眺めに目がいってしまう。運河の銀色の水面が建物内部にも反射して、きらめく壁紙を作り出している。これが最も感動的なスペッターコロというのは、ちょっと皮肉な結果だったかも。
*警備員も作品の一部なのか?
[11/25]今朝もAcqua altaの警告サイレンが鳴る。ピークは午後1時だというので、長靴をエコバッグに入れて持ち歩くことに。C'a Pesaroの彫刻展に行ったあと、リアルト市場のいつもの店に寄り、到着の挨拶がてらお昼に食べるプロシュットを買う。この店のサンダニエレは安定したクオリティで文句なく旨い。お腹をすかせて家に戻り、アペリティーヴォしながら思いっきりプロシュットをぱくつくという贅沢ができるのも、ここにいればこそ。行儀は悪いけど手づかみで食べるのが一番旨いのだといって、マンマが披露する。あまりの活きの良さに思わず買ってしまったGamberettiもさっと茹でてオリーブオイルでマリネ。味がしみたのもいいけど、飛び跳ねるくらい新鮮な海老の出来たてもまた家庭ならではの味。夜、画家の友人Daniと会う。女友達のMilviaも一緒にバールへ。芸術論?や絵の話で深夜まで盛り上がる。見るべき展覧会、ギャラリー情報を得て帰る。長靴は使わないで済んだ。
by tencovenexiana
| 2010-11-27 04:11
| venezia2010