2011年 12月 24日
いつものごはん「メニューのプログラム」 |
※食事会の日には「ELSAOR」の看板を出してお出迎え。
恒例の年末の宴会のメンバーにも、今年はあらたな顔ぶれが揃うことになりました。東北へ足しげく向かう若いボランティアの仲間たちや、東北支援のチャリティー活動で知り合った頼もしき女性たちです。いろんな意味でここまでサバイバルしてきたことを共に労う気持ちで乾杯しました。年末の食事会の時は、できるだけ連続するようにアレンジします。そのほうが買い物も仕込みも2度手間にならず、材料も無駄にならないからです。ただし、お客様は日替わりだけれど、こちらは毎日同じものを食べることになるので、少し変化をつけるように工夫します。作り置きできる前菜は2日とも共通にして、メインを1日目は魚介に、2日目は肉料理にしました。
【両日共通の前菜は】プロシュットとオリーブ/ゴルゴンゾーラと栗の蜂蜜/マッシュルームとパルミジャーノ/小海老のニンニク風味/鰯のサオール/牛スジのマリネ/焼き野菜/帆立のタルタルサラダ
【1日目のメインは魚介で】ムール貝のヴェネツィア風/リングイネのブザラ風
【2日目のメインは肉料理で】牛肉のカルパッチョ/牛肉の煮込み、ポレンタ添え/きのこのトリフォラート(つけあわせ)
【デザートは】両日ともいちごのヴェネツィア風/2日目にティラミス
※ナターレの季節らしく赤と緑のセッティング。蔦の葉はベランダから。ゲストの席にはメニューを添えて。
※ヴェネツィア風前菜Cichetti。手前から小海老、鰯のサオール、牛スジのマリネ
1日目はアペリティーヴォの後、手分けして作業してもらいました。ボランティアの現場でいうところのニーズです。男性にはムール貝の洗い、女性にはいちごのカット。手伝うことで料理も覚えることもできるし、気分も一気に盛り上がって一挙両得です。ムール貝のヴェネツィア風は豪快な料理、大勢でわっと食べるのがぴったりです。
2日目はプロも含め料理上手なゲストばかり。ヴェネツィア料理のレシピのほか、ヴェネツィア式のプレゼンテーションや食事のルールなどにも触れてもらうようにしました。アペリティーヴォもバールのように立ち飲みでヴェネツィアならではのカクテル、スプリッツを。北イタリアの名物ポレンタも体験してもらいました。
ただし、両日とも忙しくて撮り忘れた料理も多々ありです。あしからず。
ゲストの方がブログにアップしてくれた記事はこちら。
スタイリストの中村のんさん、中目黒「ことこと」のひろみさん
食事会の後の数日は残りもの「AVANZI」でしばらく過ごすのが常ですが、今回は翌々日に大学時代の友人たちと急遽プチ女子会になりました。ひきつづきの数品に、盛りつけるだけの簡単な前菜をプラス、牛肉の煮込みはペンネで。デザートは常備のマチェドニアや頂き物のパウンドケーキ。それから禁断の味ともいうべきダッテリ(干しなつめ)とマスカルポーネ。(これは皆見事にはまったようです)2連続の食事会におまけもついて、きっちり料理も片づき、かなりうまくこなせたメニューのプログラム、3日間で消費したワインの数もなかなかでした。
by tencovenexiana
| 2011-12-24 00:12
| 料理/cucina