2010年 11月 19日
ヴェネツィアは今日も雨 らしい |
出発が迫るとともに、仕事や片づけ、雑事に追われ慌ただしいことかぎりなし。やっと仕事をひとつギリギリに間に合わせることができて、ほっとしてます。これでやっと本腰入れて旅支度。私たちの場合、自分の身の回りの荷物はそう多くないのだけど、問題なのはお土産も含めてイタリアからの頼まれものの数々。長年通っているので、(初めの頃はごく日本的なものでよかったのですが)だんだんとお土産のネタも尽き、この頃は目新しいものを見つけるのは至難の業です。一方で定番化したアイテムもあり、その筆頭がCerotto、なんと湿布です。関節痛持ちのマンマのためにいつも持っていく(病院で貰う医療用の)湿布。ご近所におすそわけしているうちにいつしか、カンナレッジョのごく一部のシニョーラの間で評判になっているらしい。皆さん湿布が必要なお年頃でもあるので。ほうじ茶やインスタントみそ汁、冬場はホカロンも人気があります。話のタネにとせんねん灸を持っていったことも。それから日本製品のすぐれもの、ガーゼタオルやソックスなども喜ばれます。今回は巷で流行っている便利グッズ、石けんをクリーム状に泡立てるネットスポンジを買ってみました。子供たちにはトレンドの指なし手袋や指つきソックス。(かたや指なしかたや指あり、面白い)携帯ストラップなんかもいいのだけれど、あれをじゃらじゃらつけるのは「根付け」の文化のある日本特有のものらしく、イタリアの携帯にはストラップの紐を通す穴がなかったり、あってもすごく小さい。今回はなんと(面倒なことに!)デジタル1眼レフカメラを所望してくる向きもいて、型番や写真、エウロに換算した価格をやりとりせねばならず、これもまたひと仕事なり。ヴェネツィア滞在中は数回和食を作ることにしているので、向うでちゃんとしたものを見つけにくい材料(だし昆布や胡麻とか)も持っていかなければならないし。とまあ、そんなわけで結局いつもまるで行商人のごとく、いろいろなものがぎっしり山盛りになってしまいます。
*これは去年の写真。北岸のフォンダメンタにうっすら冠水。本土へ続く鉄道が千と千尋の〜に出てくる列車のようでした。
ウェブでヴェネツィアの天気を見てみると、今月はずう〜っと雨続き。ヴェネト本土のパドヴァ、ヴィチェンツァあたりではかなりの被害もでた模様。晩秋は雨が多いものですが、それにしてもちょっと異常な気候のようです。実は私たちは十数年通っているのに、ヴェネツィア名物Acqua Altaには何故か縁がなく、(もうひとつの冬の名物Nebbia濃霧にも)まだ長靴が要るようなレベルには遭遇していません。Acqua Altaが頻発する11月のこの時期にも何度もヴェネツィアにいたことがあるのですが、ちょうど私たちが別の町に出かけている隙に起こっていて、戻るとせいぜい河岸すれすれに水がかぶっている程度だったり。今回はついに本格的なAcqua Altaに出会えそうです。楽しみ半分な気もしてますが、やっぱり雨はそこそこおさまって欲しいものです。(*本日は余裕がなく、写真を撮りませんでした。あしからず。)
*これは去年の写真。北岸のフォンダメンタにうっすら冠水。本土へ続く鉄道が千と千尋の〜に出てくる列車のようでした。
ウェブでヴェネツィアの天気を見てみると、今月はずう〜っと雨続き。ヴェネト本土のパドヴァ、ヴィチェンツァあたりではかなりの被害もでた模様。晩秋は雨が多いものですが、それにしてもちょっと異常な気候のようです。実は私たちは十数年通っているのに、ヴェネツィア名物Acqua Altaには何故か縁がなく、(もうひとつの冬の名物Nebbia濃霧にも)まだ長靴が要るようなレベルには遭遇していません。Acqua Altaが頻発する11月のこの時期にも何度もヴェネツィアにいたことがあるのですが、ちょうど私たちが別の町に出かけている隙に起こっていて、戻るとせいぜい河岸すれすれに水がかぶっている程度だったり。今回はついに本格的なAcqua Altaに出会えそうです。楽しみ半分な気もしてますが、やっぱり雨はそこそこおさまって欲しいものです。(*本日は余裕がなく、写真を撮りませんでした。あしからず。)
by tencovenexiana
| 2010-11-19 17:11
| vita giornale