2011年 11月 08日
いつものごはん「おさかなローテーション」 |
青山まつりのイベントを終えてほっとしたのもつかの間、通常の生活パターンに戻れば世の中はすでに年末進行、次の忙殺モードに突入しています。
今年もこのままあっという間に過ぎていきそう。ちょうど1年前にヴェネツィアに行ったのもついこの間のようで、月日の経つのは早いものです。実は9月あたりまでは、今年も無理して年内にヴェネツィアに行こうかという考えもあったのですが、やはりどうしても仕事のやりくりがつかず見送ることに。そうなってみると、ヴェネツィアに思いをつのらせることもしばしば。恋しいひとに会えないような切ない気持ちですね。せめてごはんはヴェネツィア風に、といってもふだんと同じなので、食卓風景はあまり変わり映えしませんが。おいしい新米が手に入ったので、いつもよりやや和食の回数が多かったかもしれません。
買い置きのきく肉類に比べ、魚介類はやはり買ったその日に食べるもの。わざわざ買い物に出かけた日は、プチ贅沢というか、魚を選ぶことが多くなります。この日は久しぶりに芝海老を見つけたので、3パックほど買い込み、ヴェネツィア風つまみCICHETTI(チケッティ)の定番、小海老のニンニク風味マリネを作ることにしました。(作り方はこちら)今は亡きパパ・ヴィットリオの、そして今はイサオ君の大好物です。そうなればセコンドも魚です。天ぷら用の穴子に粉をはたき、さくっと唐揚げに。レモンとバルサミコでさっぱりと、やっぱりこれにはきりりと冷えたヴィーノ・ビアンコだよねえ、と思いきや、なんと白ワインを切らしていました。冷えたビアンコならもうなんでもいいやとコンビニに走ったら、意外にもソアーヴェなんかがあってちょっと驚きました。実家の菜園産のプンタレッレとラディッシュはアンチョビ入りのサルサをつけてピンツィモーニオ(野菜スティックのように手でつまんで食べる生野菜)。このように前菜風の料理の場合、先に食べるべきプリモピアットを最後にというイタリア的ではない順番の食べ方をすることがあります。で、シメはシンプルなトマトソースのスパゲッティー、唐辛子をきかせたアラビアータで。
次の日も「魚にしよう」といって、イサオ君が自転車で買い物に出かけました。ゲットしてきたのは、中くらいのスズキを一匹、こぶりの黒ソイ。さっそくこのスズキをどのように食べきるかプログラムを考えます。3枚に下ろし、まずは半身を刺身で食べ、残りの半身を冷凍保存。骨とアラはブロードをとって後日リゾットにすることにしました。さて本日は和食。スズキの刺身の他には黒ソイは煮付け、冬瓜の鶏そぼろあんかけ、いんげんの胡麻和えなど。ゆっくり日本酒を飲みました。
ベランダのバジリコを摘んでペーストを作ったので、さっそくパスタはジェノヴェーゼにしました。冬に向かうこの季節のバジリコは葉も厚みがあって、香りも高い。新鮮なペーストを使ったパスタは格別です。前菜は一昨日の小海老のマリネの残りを食べきり、セコンドはスズキの残りの半身を使ってマリナーラにしました。皮目をぱりっとソテーにし、ケッパー入りのトマトソースで仕上げます。ヴィーノはやっぱりビアンコで。
珍しく今週2度目の和食です。近所の明治神宮で開かれた都の主催の「農業祭」で手に入れた漬け物などごはんの友、和の食材があるからです。マグロの山かけ、厚揚げとこんにゃくの煮物、奥多摩の大辛わさび漬け、高菜の辛し炒めなど、ごはんがすすむおかずが勢揃いです。白いごはんはあきたこまちの新米、味噌汁はなめこの赤だし。
さらに翌日の昼、先日のスズキのアラでとったブロードを使って計画通りにリゾットにしました。我が家ではいつからか暗黙のルールのように、リゾットはイサオ君の担当になっています。昼にリゾットってちょっと贅沢な気分。やや手間のかかる(しかも作り置きできない)リゾットはレストランのメニューでもよく「2人前から」というオーダーになっていたりしますよね。サラダは自家菜園のルコラをたっぷり。
本日は魚系の食材も底をつき、買い置き食材消化の日です。前菜はブロッコリーのサルターテとプンタレッレのピンツィモーニオ、プリモはバジリコのペーストのフェデリー二で、ここまで緑色尽くし。セコンドは豚肉のピッツァヨーラ(ピッツァ職人風)。生姜焼き用の薄切り肉にチーズをはさんだソテーをトマトソースで。ヴィーノはロッソ、モンテプルチアーノ。
今年もこのままあっという間に過ぎていきそう。ちょうど1年前にヴェネツィアに行ったのもついこの間のようで、月日の経つのは早いものです。実は9月あたりまでは、今年も無理して年内にヴェネツィアに行こうかという考えもあったのですが、やはりどうしても仕事のやりくりがつかず見送ることに。そうなってみると、ヴェネツィアに思いをつのらせることもしばしば。恋しいひとに会えないような切ない気持ちですね。せめてごはんはヴェネツィア風に、といってもふだんと同じなので、食卓風景はあまり変わり映えしませんが。おいしい新米が手に入ったので、いつもよりやや和食の回数が多かったかもしれません。
買い置きのきく肉類に比べ、魚介類はやはり買ったその日に食べるもの。わざわざ買い物に出かけた日は、プチ贅沢というか、魚を選ぶことが多くなります。この日は久しぶりに芝海老を見つけたので、3パックほど買い込み、ヴェネツィア風つまみCICHETTI(チケッティ)の定番、小海老のニンニク風味マリネを作ることにしました。(作り方はこちら)今は亡きパパ・ヴィットリオの、そして今はイサオ君の大好物です。そうなればセコンドも魚です。天ぷら用の穴子に粉をはたき、さくっと唐揚げに。レモンとバルサミコでさっぱりと、やっぱりこれにはきりりと冷えたヴィーノ・ビアンコだよねえ、と思いきや、なんと白ワインを切らしていました。冷えたビアンコならもうなんでもいいやとコンビニに走ったら、意外にもソアーヴェなんかがあってちょっと驚きました。実家の菜園産のプンタレッレとラディッシュはアンチョビ入りのサルサをつけてピンツィモーニオ(野菜スティックのように手でつまんで食べる生野菜)。このように前菜風の料理の場合、先に食べるべきプリモピアットを最後にというイタリア的ではない順番の食べ方をすることがあります。で、シメはシンプルなトマトソースのスパゲッティー、唐辛子をきかせたアラビアータで。
次の日も「魚にしよう」といって、イサオ君が自転車で買い物に出かけました。ゲットしてきたのは、中くらいのスズキを一匹、こぶりの黒ソイ。さっそくこのスズキをどのように食べきるかプログラムを考えます。3枚に下ろし、まずは半身を刺身で食べ、残りの半身を冷凍保存。骨とアラはブロードをとって後日リゾットにすることにしました。さて本日は和食。スズキの刺身の他には黒ソイは煮付け、冬瓜の鶏そぼろあんかけ、いんげんの胡麻和えなど。ゆっくり日本酒を飲みました。
ベランダのバジリコを摘んでペーストを作ったので、さっそくパスタはジェノヴェーゼにしました。冬に向かうこの季節のバジリコは葉も厚みがあって、香りも高い。新鮮なペーストを使ったパスタは格別です。前菜は一昨日の小海老のマリネの残りを食べきり、セコンドはスズキの残りの半身を使ってマリナーラにしました。皮目をぱりっとソテーにし、ケッパー入りのトマトソースで仕上げます。ヴィーノはやっぱりビアンコで。
珍しく今週2度目の和食です。近所の明治神宮で開かれた都の主催の「農業祭」で手に入れた漬け物などごはんの友、和の食材があるからです。マグロの山かけ、厚揚げとこんにゃくの煮物、奥多摩の大辛わさび漬け、高菜の辛し炒めなど、ごはんがすすむおかずが勢揃いです。白いごはんはあきたこまちの新米、味噌汁はなめこの赤だし。
さらに翌日の昼、先日のスズキのアラでとったブロードを使って計画通りにリゾットにしました。我が家ではいつからか暗黙のルールのように、リゾットはイサオ君の担当になっています。昼にリゾットってちょっと贅沢な気分。やや手間のかかる(しかも作り置きできない)リゾットはレストランのメニューでもよく「2人前から」というオーダーになっていたりしますよね。サラダは自家菜園のルコラをたっぷり。
本日は魚系の食材も底をつき、買い置き食材消化の日です。前菜はブロッコリーのサルターテとプンタレッレのピンツィモーニオ、プリモはバジリコのペーストのフェデリー二で、ここまで緑色尽くし。セコンドは豚肉のピッツァヨーラ(ピッツァ職人風)。生姜焼き用の薄切り肉にチーズをはさんだソテーをトマトソースで。ヴィーノはロッソ、モンテプルチアーノ。
by tencovenexiana
| 2011-11-08 02:11
| cucina