2018年 01月 27日
MINDFUL HANDS 考える手 |







連続した数日を制作に費やすのは、当然ながら仕事の合間を縫ってする切れ切れな作業と違って集中できる。以前、友人と仕事場を作り、撮影美術やインスタレーション、店舗ディスプレイ、舞台美術などのアートワークの仕事していた80年代の頃がしきりに思い出されます。私たちはそれまで出会った西洋美術へのファンキーなオマージュというか、デコラティブなテイストに浸り、毎日おもちゃ箱をひっ繰り返したようなオブジェ作りに没頭していたものです。なんと事務所の名は「FINEART」だったのですから、若くて怖いもの知らずでした。気がつけば今もその頃買い集めた様々な材料がそのまま使えるという事実。つまり、長い時を経ても私の好きなテイストは一貫して変わらず、目下制作している作品もあの時の私の延長線上にあるということなのです。久しぶりに蘇ったMINDFUL HANDSの喜びを感じています。

by tencovenexiana
| 2018-01-27 17:54
| アート/VOX ANGELICA