アトリエ生活 |





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2018年 07月 02日
![]() ![]() 展覧会に向けて作品制作のため、週日をアトリエのある実家、週末を自宅で過ごすという二拠点生活にも慣れてきました。週日は制作に没頭し、週末はデモと雑用をこなすために自宅に戻っているような感じで、ちょっと世間離れしてきているかもしれません。7月になり今年も半分が過ぎ、だんだん時間が加速して過ぎていくようです。 例によって心配&貧乏性な私、作品制作以外にも色々な手配の作業が増えつつあり、手に汗握る日々です。![]() ![]() ![]() #
by tencovenexiana
| 2018-07-02 03:21
| アート/VOX ANGELICA
2018年 07月 02日
![]() ![]() 私の絵のテーマはコツコツと描き続けていた20数年前から一貫してVOX ANGELICA〜天使の声。天からのよい知らせ、聖書でいうところの福音という意味です。絵のモチーフはすべて女性の裸像で、世界を浄化するような福音でありたいと願いながらその姿を描いていますが、まず一番先に癒されているのは私自身なのかもしれません。 私の趣味というかライフワークは、自分が描く絵も含めて図像学〜イコノグラフィアへの興味。鑑賞者としては絵の中の図像の意味を読み解くゲームのような愉しさがあるのですが、一転自分が描く場合は私なりの解釈をしたイコンを埋め込んでいく作業です。女性たちが表すメッセージを幾つかのカテゴリーに分けて、タイトルとエンブレムをつけています。ひとつひとつに向き合いながら心の深いところへ降りていくのは、イコノグラフィアの旅をしているような気分です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() https://www.facebook.com/arsvoxangelica VOX ANGELICAは、つのいてんこ(Tenco Tsunoi)の絵画・オブジェ作品を掲示しています。2018年11月の展覧会に向けて製作中の作品を現在進行形でアップしています。展覧会については後日情報ページを開設する予定です。 *展覧会:2018年11/19〜24@原宿「表参道画廊」 #
by tencovenexiana
| 2018-07-02 03:08
| アート/VOX ANGELICA
2018年 02月 18日
![]() 近視眼的な流れ作業で黙々と手を動かしていると、雑念が取り払われ、対象物に意識が集中し、編みものや刺繍などの手工芸がそうであるように一種の瞑想状態に陥る。心地よい瞑想は中毒性を伴うものらしく、オブジェ作りはあともうひとつもうひとつと、手が止まらなくなる。オブジェを作り続ける1ヶ月半余りの間、自分の中でプリミティブ期から最盛期、そして自己模倣のマニエリスムまでの様式の変化を辿ったことは興味深い体験になった。そうやって日がなアトリエで装飾と文様の世界に没頭していると、技法は全く異なるものの、何世紀もの時空を超えて当時のイコン制作者たちの心情を追体験しているような気持ちになってくる。 文字通りに血肉を表す赤色、理性と純潔を表す青色、全てを包み込み神性を与える黄金色。聖なる色に宿る秘密を皮膚感覚で感じとっている。 ビザンチン美術の制作者は現代的な意味のアーティストではなく、宗教的使命を帯びた職人たちだ。制作は祈りなのだという思いを共有する日々を過ごしている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() #
by tencovenexiana
| 2018-02-18 10:36
| アート/VOX ANGELICA
2018年 01月 27日
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 連続した数日を制作に費やすのは、当然ながら仕事の合間を縫ってする切れ切れな作業と違って集中できる。以前、友人と仕事場を作り、撮影美術やインスタレーション、店舗ディスプレイ、舞台美術などのアートワークの仕事していた80年代の頃がしきりに思い出されます。私たちはそれまで出会った西洋美術へのファンキーなオマージュというか、デコラティブなテイストに浸り、毎日おもちゃ箱をひっ繰り返したようなオブジェ作りに没頭していたものです。なんと事務所の名は「FINEART」だったのですから、若くて怖いもの知らずでした。気がつけば今もその頃買い集めた様々な材料がそのまま使えるという事実。つまり、長い時を経ても私の好きなテイストは一貫して変わらず、目下制作している作品もあの時の私の延長線上にあるということなのです。久しぶりに蘇ったMINDFUL HANDSの喜びを感じています。 ![]() #
by tencovenexiana
| 2018-01-27 17:54
| アート/VOX ANGELICA
2018年 01月 07日
![]() 以下は2011年のHPの日記からの抜粋。 恒例の年末の宴会のメンバーにも、あらたな顔ぶれが揃うことになりました。東北へ足しげく向かう若い仲間たちや、東北支援のチャリティー活動で知り合った頼もしき女性たちです。いろんな意味でここまでサバイバルしてきたことを共に労う気持ちで乾杯しました。今年は自分の人生そのものが揺らぎました。節電や放射能による環境汚染という深刻な問題を含めて、自分の生活を見直すことになりました。それでも、命も家族も失わず、家も仕事もある私たちは恵まれています。 一番変化したことといえば、生活時間の配分、プログラムでしょうか。今までも自分に残された時間について考えることもありましたが、今年はより明白にその事実をつきつけられました。どこか怠惰ながらのんきだった時間は失われてしまったのです。優先順位をつけて、時間もエネルギーも大切に使わなければなりません。3/11に突然失われた多くの命、その人たちが生きたかった時間を私たちは生きているのです。大切なものは何か、考えながら暮らしています。2年前から新年のカードに言葉を添えるようになりました。2010年は「DOVE ANDIAMO」(私たちはどこへ行くのか)2011年は「APRE LA PORTA」(扉を開けよう)でした。それぞれ、その時の心境を顕したつもりです。思えば数年前からこの世界に対して不安と危機感を抱き続けていたようです。そんな気持ちを払拭すべく、今年はポジティブな気持ちでいきたいと思って「扉を開ける」ことにしたのですが、それがこのような現実につながるとは予想だにしていませんでした。 ![]() ![]() #
by tencovenexiana
| 2018-01-07 17:53
| 日記/vita giornale
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